輪島や能登の文化・風習・祭り・食材などをテーマに書かれたコラム


平成15年11月24日〜平成15年12月27日
〜 能登國輪島地物市 〜

地物がいっぱい!!能登國輪島地物市が従来の10日・25日に加えて毎週土日祝祭日についても開催されます。来年3月までの試験的な開催だそうで、県外のスローフードファンからも期待されています。

この地物市では、輪島や近隣の市町村で栽培された野菜や山野草・手作休日開催日はちびっこもお手伝い(11/9撮影)りの海産加工品・木工品など地物にこだわった商品が販売され、生産者や加工者が自慢の品を直接販売するスタイルです。わからないことがあればどんどん聞いてみましょう、手塩にかけて育てた物や、自分たちがほれ込んだ商品ばかりですから、輪島の方言まじりで色々答えてくれます。ぜひそんな会話も楽しんでいって下さいね。(生産はプロでも、販売の方はまだ若葉マークなので、お客さんと値段の駆け引きはまだ苦手かも・・・)

ここで買い物をすると飾り気のない包装のせいか、田舎の実家から手土産をもらったような、暖かい気分になります。 新しいけど懐かしい・・・不思議な魅力の地物市です。この機会にお気に入りの店を見つけてくださいね。
by pico

平成15年10月25日〜平成15年11月24日
コウバコガニ・・・お腹には外子がいっぱいです「コウバコ」って知ってますか?

冬の能登は四季を通して一番おいしいものが揃う季節です。
能登はもちろん北陸の冬を代表する食材(魚介)といえば「ぶり」と「ずわいがに」ですが、「ずわいがに」については資源保護のため漁のできる期間が限られ、能登半島沖をはじめとした日本海西部海域の多くは11/6が解禁日になっちょっと中身を・・・内子・外子・かに味噌がたんまり!!ています。

「ずわいがに」のメスはこの時期産卵のためお腹にたくさんの卵を抱えているのでオスとは容易に区別がつきます。またオスに比べ随分と小振りなメスは香箱蟹(コウバコガニ)と呼ばれお手頃な価格で店頭に並んでいますが、メスはオスより味が濃厚で、お腹に抱えた卵と甲羅の中にある内子(未熟成卵)やかに味噌は絶品で酒の肴に最高です。

季節限定のズワイガニですがメスはさらに漁期が短いので味わえる期間は僅かです。

輪島では11/6の解禁日直後の日曜日、11/9に「輪島かにまつり」が開催されます。産地ならではの採れたて「かにづくし」の1日をお楽しみください。
by pico

平成15年9月28日〜平成15年10月25日
「こだわり」輪島の漁師町在住・木村さん一家のお店「こだわり」はご家族でお店をきりもりされています。ここで扱うお魚は、現役の漁師さんのお父さんが獲ってきた魚と輪島港で水揚げされた地物の新鮮な魚ばかりです。

「こだわり」のお店の名前どおり、盛り付ける器に輪島塗を使ったり、日本酒も輪島の造り酒屋6軒の代表銘柄の中から選べるようになっています。もちろん、旬の魚は地物ばかりを取り扱い(鮮度が格段に違う!)プロの目を通して厳選された素材がお手頃な価格で堪能できます。そのため、メニューお屠蘇セットを注文するとこれで飲めますよ絞り込まれていて、「おまかせ定食」「日替わり定食」「焼魚定食」「お刺身定食」「こだわり定食」など定食のセットが中心で、価格は1,000〜2,000円が目安。(価格やメニューはその日の仕入れによって変わる可能性があります)
※少人数でやっているお店ですから、時間に余裕を持ってご利用ください。 また、人気メニューは早々と売り切れになってしまうかも……

お店のガラスケースの中には地物の魚を使った手作りの干物や糠漬けが並んでいます。お持ち帰りはもちろん地方発送や調理代(500円程度)をプラスすると、お店で召しあがることもできます。また、他のお店で買った持ち込み商品についても調理可能(1,500円目安)なので、朝市や10日と25日に開催されている能登國輪島地物市で買った魚を持ち込んで調理をお願いしてみるのもいいかも。魚にこだわった「こだわり」では調理はもちろんおいしい食べ方など魚に関するいろいろなお話を聞かせてもらえますよ。一度覗いてみてくださいね、おすすめの一店手際よく魚をさばくお母さんです。

「こだわり」は工房長屋にあります。営業時間は午前7:30〜午後7:30、予約可能で団体は15名まで対応しています。TEL 0768-23-1078


※調理代は食材により異なりますので必ず確認のうえご利用下さい。

※「こだわり」の営業時間は10/31までは午前7:30〜午後9:00、11/1からは冬時間で午前8:30〜午後9:00となっています。(10/20調べ)また、能登空港ご利用の方はふるさとタクシーがお店(工房長屋)まで迎えにくるので、ゆっくりとご利用いただけます。
(ふるさとタクシーは前日までに予約が必要です)
by pico

平成15年9月4日〜平成15年9月28日
「はざ」・・・2002年9月輪島市惣領町にて撮影(国道249号線沿い) 能登のお米は大変美味しく評価が高いのですが、実はあまり知られていません。その理由は・・・・

1:いまだにお日様と風の力による完全自然乾燥「はざ干し(天日干し)」のため  生産の手間や、時間に限りがあり、生産量がとても少ない事。

2:あまりの味の良さに人気が高く、自家消費とお裾分けだけで一年分の生産量になってしまう事。「はざ」・・・2002年9月、輪島市金蔵地区にて撮影

 つまりは、能登の生産者とその縁者しか口にしたくともできない、超プレミアム米で能登のお米を知っているグルメな人は、こっそりナイショにしておきたい事も知られてない理由ではないかと思います。

 「天日干し米」と表記はしてあるけれど、最後の仕上げに機械乾燥をしてある場合もあって、「完全な天日干し」は本当に貴重米かもしれません。皆さんはそんな「完全天日干し米」を口にしたこと、あります?(我が家は自分たちで作っていますので、間違いなく完全天日干し米です)

 どうしてもそんな美味しいお米を食べてみたい方、残念ながら今年のお米はすでにすべて予約済みですが、今から来年のお米の予約をしておくと、手に入るかもしれませんよ。
by pico

平成15年8月19日〜平成15年9月4日
輪島大祭

毎年8月23日から25日までの間、輪島市街4地区で勇壮に執り行われる「輪島大 祭(わじまたいさい)」。
輪島沖約50kmに浮かぶ舳倉島(へぐらじま)の女神と陸の男神が、年に一度めぐり合えるよう松明を灯す神事です。
乱舞するキリコや、燃え盛る松明をイメージするこの祭の主役は男神が乗った 「神輿」です。神輿渡御(みこしとぎょ)

キリコは神輿の進む道を照らす灯りです。引きずり松明で清められた夜道を進む神輿の姿は、華やかなキリコとは違って、堂々としていて見る者を厳粛な気持ちにさせます。
河井地区、鳳至地区では、神輿は「御当組(おとうぐみ)」の方達が担ぎます。
「御当組」は、数え年で42歳の厄年を迎える男性が厄払いのために、1年間神に奉仕するという古くからの習わしによって毎年受け継がれているものです。

御当組は氏子とともにお祓いを受け、日中より「九字切縄ぬい(くじきりなわぬ い)」や「松明起こし」などの神事に参加し、大祭のフィナーレを迎える深夜には、燃え盛る松明の真下を火の粉を浴びながら駆け回るなど、一生に一度しかできない「神輿渡御(みこしとぎょ)」を執り行います。

神輿の担ぎ手が男性なのは、「舳倉島の女神がやきもちを妬くから」とも言われているようです。
by ちあき

平成15年8月5日〜平成15年8月19日
夏になるとキャンプ場・海水浴場として賑わいを見せる「袖が浜」。袖ヶ浜は入り江になっていて、アーチ状に緩やかな海岸線が長く続く砂浜です。日中賑わいを見せるこの海岸も夕刻になると人影も少なくなり静かな雰囲気に包まれます。
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(袖ヶ浜海岸)

海水浴場には浜茶屋が定番ですが、静かな浜茶屋での夕涼みもなかなかいいものです。夕方6時から7時頃までの約1時間、青空がゆっくりゆっくりと夕やけ色に染まっていく中、「ザワーッザワーッ」と繰り返される穏やかな波の音と涼やかな風・・・。水平線にゆっくりと沈んで行く夕陽を眺めていると、ゆったりとした気持ちになれます。
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(袖ヶ浜海岸)

袖ヶ浜を毎日の散歩コースにされている方も少なくないようです。毎日毎日違うシチュエーションを見せてくれる海岸は、いつ見てもとても綺麗だからでしょうか。たまには時間を気にせず自分の足で歩いてみるのも悪くありませんよ。


by ちあき

平成15年6月18日〜平成15年8月5日
開港日を間近に控え、空の玄関口・能登空港の話題が増えてきましたが、今回は古くから親しまれている海の玄関口、輪島港のお話しです。

輪島港では7月の終わりから8月の初めのわずかな期間だけサンセットクルーズ が開催されます。日本海に沈む夕陽を眺めながら輪島沖の七ッ島周辺海域を周遊する往復1時間40分のミニクルーズです。
七ッ島は輪島港から舳倉島に行くちょうど中間にあり多くの渡り鳥がみられることで有名です。(輪島沖約20キロにあり能登半島の北側の海岸線から見ることができますよ)

サンセットクルーズは夕陽が主役ですが目が疲れたら少し視線の先を変えてみてださい。沖合い数キロから輪島の方を見るとそこには大きな島が見えてます。実は輪島ですが・・・どう見ても日本列島の一部というよりは大きな島があるようにしか見えません。大昔海流に乗って日本海をはるばるやってきた異国の人々から見れば最初に到達した能登半島の先端の輪島が「倭の国」の島のひとつにしか映らなかったのもうなづけます。「輪島」は本当は「倭島」なのかも知れないって思ってしまいます。

真偽のほどはともかく、この頃の日本海は穏やかな日が続きます。大きいとはいえないクルーズ船ですが快適なひと時が過ごせます。条件がそろえば水平線上に沈む夕陽を見ることができますよ。

サンセットクルーズに関する情報はhttp://www.wajima.ne.jp/sunset/をご覧ください。
by pico

平成15年5月2日〜平成15年6月18日
「能登空港」

新しい能登の玄関口として期待の高まる能登空港の一般公開が5月1日から5日の予定で始まりました。

能登空港ターミナルビルは、県の奧能登行政センターと同居していることもあって大きく立派なビルになっています。今回公開されたのは旅客ターミナル部分で、まだ旅客便が就航していないのでチケットがなくても出発・到着いずれのゲートも出入りが自由になっています。

旅客便の就航は7月7日(七夕)からで、126人乗りのボーイング737-500(イルカに似ているのでスーパードルフィンって愛称があるそうです)がANKによって羽田-能登間に1日2往復が運行されます。旅客機の運行が始まれば輪島−東京間は、現在の5時間15分から一気に2時間35分短縮されて「2時間40分」と首都圏が身近な存在になります。

旅客便が就航する7月にはまだ2ヵ月ほどありますが、5月〜6月にかけて能登空港では開港記念イベントとして「スカイ・レジャー・ジャパン’03イン能登&ラジコンヘリコプター世界選手権in能登2003」といったビッグイベントも予定されています。
  
今年の能登の夏はちょっと賑やかになりそうですね。

■航空ダイヤ
541便[羽田10:00−能登11:00]543便[羽田14:05−能登15:05]
542便[能登11:40−羽田12:45]544便[能登15:40−羽田16:45]
by pico

平成15年4月5日〜平成15年5月2日
春を遊ぼう PartU」

春はいいですね〜。
前回は「海タナゴ釣り」をご紹介しました。さて今回は、輪島のお花見スポットをご紹介しましょう。「一本松公園」は代表的な桜の名所でぼんぼりも飾られお花見気分を満喫できる人気スポットですが、今回ご紹介するのは「鳳来山公園」と「竜ヶ崎燈台」です。
鳳来山公園(ほうらいざんこうえん)、竜ヶ崎燈台(りゅうがさきとうだい)はいずれも輪島港、袖ヶ浜海水浴場、鴨ヶ浦に囲まれた岬の高台にあり、足元に見える漁船や穏やかな海の景色と爽やかな潮風がほのぼのとした気分にさせてくれます。

「鳳来山公園」には鳥の像がありその前で手をたたくと「クワッ!クワッ!」と鳥の鳴声がします。ちょっと不思議な公園なのですが、周辺には散歩道や眺めのよい展望台、トイレもありますのでご家族でお弁当を持って一日のんびり過ごすのもいいかもしれませんね。

「竜ヶ崎燈台」は、駐車スペースがたっぷり、眺めも良くドライブコースとしてお薦めです。桜の季節だけでなく一年を通してそれぞれの季節を感じられるスポットですよ。

また桜といえばソメイヨシノが代表的ですが、これから4月下旬頃まで能登の海岸線をドライブすると山肌のところどころに「ヤマザクラ」を見ることができます。春を演出する脇役として一生懸命咲いている姿が愛らしくていい感じです。
気象庁発表の輪島の桜開花予想日は4月10日。公園でワイワイとお花見するのもよし、車で桜めぐりするのもよし、五部咲きも綺麗だし、花びらが舞い散る風景もなかなか乙なもの。桜は4月いっぱい私たちを楽しませてくれます。
by ちあき

平成15年3月24日〜4月5日
3月12日気象庁発表の輪島の桜の開花予想日は4月10日頃とか。開花から満開までは概ね1週間程なので一番の見頃は4月17日頃になりそうです。

「さくら」は古代より穀霊(稲などの穀物の霊)が宿るとされ、開花でその年の稲の豊凶を占ったりしたそうですが、現代ではなんといっても花見ですね。

輪島の桜の名所といえば一本松公園(いっぽんまつこうえん)で、ソメイヨシノを中心に1,000本近い桜を見ることができます。普段は物静かな公園ですが、花見の頃は大勢の人で賑わいます。また、花見期間中は提灯も灯され雰囲気を盛り上げてくれます。場所は市内中心部に隣接しているので、街を散策しながら冬に仕込みの終わった地酒とおいしい肴でも買ってふらりと立ち寄ってみるのも良いかもしれません。ただし、朝晩の冷え込みがきつい北陸では、夜桜見物は少し肌寒いかも知れないので、防寒対策をお忘れなく。

※一本松公園内には数箇所トイレがあり、また公園の下には「健康ふれあい広場」が整備され、芝生広場や駐車場(2時間まで無料)も設けられています。
by pico